独り善がりなノベルゲー雑記

FORTUNE ARTERIAL 「悠木姉妹」諸感

瑛里華以外の展開をざっとまとめるとこんな感じになるかと

  • 「かなで」ひなちゃんへの配慮と穂坂ケヤキ
  • 「陽菜」幼少期の記憶と母への懺悔と姉への感謝
  • 「桐葉」鬼ごっこと眷属
  • 「白」家系としきたり

True以外のシナリオ展開を異階級モノ双子モノの2パターンに別けれる気がする 違う理由が各々によって異なるだけで前者を一文で表すなら孝平君とは違うから結ばれても幸せになれないのよ こういうのはどうせ結ばれないのに付き合ってもいいのか、主人公に迷惑掛けるんだけじゃないかっていうヒロインの煩悶やら葛藤の心情描写を読むのが醍醐味なんだけど

悠木姉妹は姉妹やら双子のルート展開でよくあるお互いが主人公も姉(妹)も好きだから姉(妹)が幸せになってくれるよう主人公を譲る為に自分が辞退するって感じ 姉妹のどちらかが主人公を相手に譲るまでに至る葛藤がこの手のものでは見所だと思う 悠木姉妹の場合は記憶喪失やら陽菜が昔入院していたやらでちょっと展開が重かったけどそれがいい感じにシリアスで良かった

以下悠木姉妹ルート諸々の感想

  「かなで」

ルート分岐後ひなちゃんはこーへーのこと好きなんだから私は譲るべきだと思い孝平君とグクシャクしちゃうけど、陽菜が「私は孝平君のこと好きだけどそれは友達としての好きだよ」と誤解を解き問題解消 その後は孝平君と前寮長に託されたケヤキの看病を励むが、対応空しく倒壊の虞があると生徒会が判断を下し伐採することに 孝平君は寮長であるかなでさんが叱責されることを懸念し、生徒会主催のケヤキ伐採式典というイベントを設けその式典の主催者である自分に不満が向くように仕向ける かなでさんは伐採に最後まで反対したが寮生の安全を優先しケヤキの最期を見送る 卒業式当日、寮長となった孝平君がケヤキの端材で作ったペンダントをかなでんに贈り、皆の前で愛を叫びハッピーエンド

「鬼に見初められた少女の魂が眠っている」「恋愛のお願いをすると成就する」という言い伝えに伊織がやけに否定的なのは不思議だったけど真相を知ったら納得 そして今でもケヤキのことを「ツキ」と呼ぶのはそういうこと

かなでさんルートは結ばれる前のお互いの気持ちがすれ違ってるところが読んでてぐっときた 時々孝平君への思いを言いそうに頬を染めるかなでさん可愛いすぎた BBQの時とかケヤキに願った願いの下りとかが特に

公式ホームページにもパッケージのサイドにも載ってるけどこのCGの破壊力えげつない いつもは元気で賑やかなヒロインがこういうしおらしい表情するのは反則

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 「陽菜」

晴れて結ばれた二人だったが、時折見せる陽菜の一線を引くような行動を怪訝に思う孝平君 その原因は交通事故による記憶障害で孝平君が珠津島に居た一年間の記憶を失ってしまった後ろめたさと病気を患った自分を看病してくれた母が脳梗塞で他界してしまったのは自分の所為で幸せになる資格はないという罪悪感によるものだった しかし、かなでさんとの対話で母が進んでひなちゃんの看病をしていた、ひなちゃんのことを心から思っていたということを知り心が晴れる かなでさんのお蔭でこれまで態度とは一転し積極的に幸せになろうとする陽菜は寮長最期の日にかなでさんお疲れさま会を生徒会と共同で開催し、これまでの感謝の気持ちを伝え、後を継ぎかなでさんを越える寮長になると宣言する 一年半後の卒業式の後、忘れてしまった一年間を埋めて有り余るほどの思い出をこれから二人で作っていこうと誓いハッピーエンド

 

陽菜ちゃんやば可愛い献身的だしこれは確かに男性の理想像だわ これまでにこういう陽菜ちゃんみたいなタイプ経験したことなかったから新鮮だった 常に一歩後ろにいて一緒に歩いてくれるような健気さというか 

6年前の陽菜ちゃんも天使すぎる 文通の件と6年前の描写もうちょっと掘り下げて欲しかったというのが個人的な願望だけど、珠津島にいたのが一年だから厳しいか  

4連戦のシーンの殺し文句すごい あんな言葉陽菜ちゃんに言われたら箍外れるのもわかるわ こおりさんの演技力によるところが大きいだろうけど陽菜ちゃんが一番シーンの完成度高いと思った

これはTrueの話になってくるけど陽菜ちゃんが記憶喪失なのと瑛里華が悠木姉妹、特に陽菜に気を使ってるのは伏線だったのねさすがに気が付かなかった 昨日エステルさんルートやってたのでまたこれからTrueルート再開わくわくが止まらない